プナホウ高校の生徒さん達とのインターネット交流 (English page)
タマキ
文書処理の授業で「ハワイの高校生さん達とBBSで質疑応答をやる。あちらの生徒さん達が日本語で日本の高校生の生活についての質問をする。」と聞いた時、「お堅い形式でやり取りするのだろうか?」と不安でした。ですがプナホウ校の生徒さん達の文章はかなり親しみやすい語調で書いてありホッとしました。私は真面目に英語を勉強していないので相手に通じる英語なんて書けないし、敢えて挑戦しようとも思いませんでした。ですからあちらの生徒さん達がちょっと間違えた文章ではあるものの、ちゃんとこちらに通じる日本語を書いていたのを見て「外国語で他の国の人と意思疎通できるなんてすごいなぁ。偉いなぁ。」とただただ感嘆していました。
質問の内容もケイタイのこと、映画、時間割などまさにありふれた日本の高校生のことを日本語で答えればよかったので気が楽でした。あちらが日本語に挑戦しているのだから、こちらも英語に挑戦してみようかと少し考えました。英語で短い自己紹介を書いた時もありました。けれど、やはり失敗した文章を見られるのが恥ずかしいのでやりませんでした。
そのうち、「インターネットを使って、スクリーン越しに対面(会議を)する。」と決まってから、グループ分けをして各グループで「こちらは何を尋ねてみようか。」と話し合いました。みんな会議を楽しみにしていたようですが、1グループの持ち時間が短いのでゆっくり会話することができないためか、会議が始まるまでみんなわりと落ち着いていました。いよいよスクリーンにプナホウ校の映像が映ると、こちらは一気に盛り上りました。画面と音声は発言してから少し遅れて双方に伝わるのでよく画面を見ながらゆっくりはっきりと話さなくてはいけませんでした。しかしその待ち時間のもどかしさがとてもどきどきわくわくするものでした。「どう?届くか?届くか?聞こえるか?」「おおっ、返事が返ってきた。」「あれ、聞こえてないみたい。」「わっ、画面が消えた、止まった。」とか、みんなで大騒ぎ・大笑いしっぱなしで会議は進みました。
質問は自己紹介から始まり、あちらの生徒さん達が歌手の写真を見せながら「この歌手は知っていますか?」「今の天気は?」と流暢な日本語でこちらに問いかけたり、日本のキャラクター商品を見せてくれたりしました。「今日は晴れです。」「その歌手は私達も知っていますよ。」とスムーズに返答できる質問もあれば、「そちらの気温は?」との質問で華氏と摂氏の違いに気付かず答えてしまい「えーそんな気温なの?」と互いに驚いたりしました。話のネタが尽きてしまって会話が途切れる事もありましたが、笑いっぱなしの楽しい時間はあっという間に過ぎました。とにかく時間を考えて会話を途切れさせぬことにみんな夢中になっていたようで、こちらから英語で会話を試みる人はいませんでした。興奮気味の私達の笑い声や返答にあちらの生徒さん達をちょっと驚かせてしまったかもしれませんが、笑って返事をしてくれました。
今回は、住んでいる地域は違うけれど同年代同士だと共通の話題もいくつかあって互いに楽しく、良い経験になったと思います。また、ここまで盛り上るとは多分みんな考えていなかったかなと思います。海外の生徒さん達とお話できる機会に恵まれて、最初は恥ずかしくて嫌だったのですがやはり参加できて良かったと感じました。