インターネット交流をしてみて
たくのり
今までインターネットを通して、顔も知らない相手と交流することはよいものではないと思っていた。しかし、この文書処理の授業を通して、インターネットを通じて、正しく交流することの大切さを、今回の2つの異文化交流から学ぶことができた。
まず、ハワイの人たちと掲示板を通して、交流した。質問の内容から、趣味や学校のこと、休日のことなど、日本の高校生が考えていることとあまり変わりがないことが分かった。
次に直接、プナホウの生徒さんたちとVideo Conferenceで、交流をした。実際、国籍も文化も違う人と、交流することがはじめてだった。うまく英語は話せるだろうか、向こうは日本語を話せるのだろうか。うまく交流することができるのだろうか。いろいろな不安などがあったが、その反面、とてもワクワクした。大画面で、プナホウの先生が話しているのを見て、まず、通じている!と驚いた。電話でもない、1本のネットで通じていることに、どんな風にできているのだろうと、不思議に思うばかりであった。この、体験をしてみて、日本人の不甲斐なさというものを感じた。どうすればいいのか、考えれば考えるほど、うまく伝えることも質問することも答えることもできなかった。一方で向こうは、比較文化というものを積極的にはかっていた気がした。そうやって、なかなか伝えることはできなかったが、さすがは同じ高校生、音楽やクリスマス、有名人などについては、お互いに興味を示し、こっちも答えることができている人もいた。伝え方や考え方は異なる部分があっても、興味のあることから夢など、共通の部分1つ見つけることだけで、異文化交流を始める1歩になることが分かった気がした。
このような経験を通して、少し外国の人たちとの距離が身近に感じることができた。文化や人種は違っても、同じ人間であり、同じ高校生であり、興味や関心も同じ部分がある。それを、インターネットを通して、交流を図ることができるということは、とでもすばらしいことであり、大切なことだと思う。インターネット交流というものが懸念されているとばかり思っていたが、このような、異文化交流という、国際化する社会においてのインターネット交流があることをもっと広めていくべきであると考える。そのために、中等教育において、インターネット交流の利点というものを学ばせることが必要だと考える。